あないまみ (ガラス作家)日本ガラス工芸協会 会員

多摩美術大学大学院 美術研究科工芸専攻ガラス領域修了。

鏡、熱線反射ガラス、フロートガラス等、主に工業用板ガラス素材を積層し、その塊を削り、研ぎ出すことで作品が生まれる。通常は平滑で無機質なガラス素材が、研削・研磨されることで、表面に新たな表情が表れ、ガラスの特性である透過、反射、屈折を生かし、光の変化に微妙に反応する作品制作を心がけている。鏡やガラスの表面を削ると、削った部分に映るものは歪みが生じ、削らない部分は通常通り映し出される。同一面に投影される世界は、その境界面から変幻し見る人の視線は揺らぎ、通常予期し得えない、小さな世界」をもたらす。

鑑賞者に対し、新たな感覚器官となり得るアートを目標に、日々制作に取り組んでいる。